ホンダプレリュード(BA5) ドアミラー開閉用ギヤ製作
ホンダプレリュードはどのような車?
Honda Preludeは、低く美しいスタイリングと先進技術を融合させたスペシャリティクーペとして、多くのファンを魅了してきたホンダの名車です。初代から5代目まで長きにわたり販売され、特に1990年代のモデルは、スポーティな走行性能と快適性を高次元で両立した“デートカー”として高い人気を誇りました。低重心な車体と高回転型VTECエンジンの組み合わせによる爽快な走りはもちろん、4WS(四輪操舵)など当時としては革新的な技術を積極的に採用していたことでも知られています。
しかし、生産終了から長い年月が経過した現在では、純正部品の供給終了が進み、特に内装部品や樹脂パーツ、燃料系部品などは入手が非常に困難になっています。そのため、良好なコンディションを維持しながら乗り続けるには、修理や部品再生が欠かせない状況となっています。
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当社では、そんなプレリュードを末長く維持していただくため、3Dプリント技術や樹脂補修技術を活用し、入手困難となった部品の再生・製作に取り組んでいます。純正形状を可能な限り忠実に再現しながら、実用性や耐久性にも配慮し、“直せない”と言われたパーツを再び使用できる状態へ蘇らせることを目指しています。
“失われつつある名車の部品を、次世代へ繋ぐ”――その想いを込めて、日々開発と修理に取り組んでいます。
破損部品の確認
ギヤのサイズ

今回製作依頼をいただいた部品は、ドアミラー(サイドミラー)を開閉するために使う特殊な形状をしたギヤになります。
画像のようにヘリカルギヤとスパーギヤが組み合わさっているだけではなく、サイズも小さく、細かな歯で構成されています。一目で汎用ギヤではなく、完全な専用部品だということがわかります。
摩耗部分の確認

ドアミラーの開閉を数十年間繰り返してきたことで、最も負荷のかかる中央部分が摩耗してしまったようです。
この摩耗によりギヤが噛み合わなくなり空転、その結果ミラーが作動しなくなるという不具合に繋がります。
今回は一から設計し直し、3Dプリントで正常な部品を製作していきます。
3DCADによるモデリング作業

自動車部品の複製では、通常3Dスキャナーを用いて位置情報を取得する必要がありますが、今回のようなギヤ部品は「工業規格」があるため、実測値をもとに設計を進めていきます。
他の自動車部品と比べると設計自体の難易度は低くなりますが、3Dプリントしやすいように形状を変更することができないという大きな問題点もあります。
設計が完了した後は、3Dプリンターに転送するためのスライスデータを作成します。このスライスデータで品質の8割が決まるため、何度もデータを修正しながら試作品を仕上げていきます。
3Dプリント完成品の確認
純正部品との比較

画像左側が今回製作した3Dプリント部品になります。
ここまで小さく繊細な部品も産業用3Dプリンターであれば問題なく製作することができます。
当社ではFDM/SLS/SLA/MJF/SLMといった幅広い造形方式をカバーしているだけでなく、数十種類の材料を使い分け、より高品質な部品制作が可能となっています。
ただし、部品の完成までおおよそ1〜2ヶ月必要となることから急ぎのご依頼はお受けできませんので予めご了承ください。
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