【3D製作】【小型レンズに対応】メルセデスベンツGクラス ゲレンデヴァーゲン 230GE ルームランプのレンズ製作
ゲレンデヴァーゲン 230GEとはどのような車?
メルセデスベンツGクラスのW460型には、230GEと300GDがあるそうです。
今回ご依頼いただいたゲレンデヴァーゲン230GEは1994年モデル、並行輸入車のため型式がないという希少なお車です。
並行輸入車ということで情報が少なく車両だけでなくパーツについても詳細は不明ですが、国内モデルについてはWikipediaに情報がありましたので下記にリンクを載せておきますね!
Wikipediaへのリンクは >こちら<
並行輸入車ということに加え、長く愛されているお車ということで部品の調達はかなり厳しくお困りでした。
230GEのルームランプ形状と破損部位を確認
230GEのルームランプはどんな形状?
ルームランプはこの画像に写っている部分が一体になっていました。
灰色に見える部分も一体となっていて、クリア素材の内側から着色してあるため、3D製作後には同様に製作後に着色してやる必要があります。
破損部位の確認
亀裂や損傷がある部位を赤い矢印で示しました。
長く乗っておられる車種だと、ネジを締めすぎたわけでなくてもこのようなとらぶるはしばしば見受けられます。
レンズの樹脂自体が脆くなってしまうと、ルームランプの操作や、ルームランプ球の交換、車内清掃時に手が当たったなどあらゆるシーンにリスクが伴います。
現場で作業をしたことのある人であれば、手順通りに作業を行っても割れてしまうという理不尽な状況は経験があるのではないでしょうか。
今回も、ネジ受け部だけでなく側面に亀裂があることからルームランプ本体の樹脂が脆くなっていたのではないかと推察できます。
スキャンとデータ設計
この青い画像はスキャンしたデータです。
ここでは、左側のネジ受けが根本から折れていることがよくわかります。
レンズの模様はシンプルですが、中央にロゴのようなものがあったため再現しています。
折れてしまった画像左側のネジ受けが、ニョキっと生えてきました。
表面は滑らかに仕上がる予定です。
データがここまでできたら、3Dプリンタを用いて出力する工程へと移ります。
【比較】お預かりしたルームランプレンズと製作品
表面
左がお預かりしたレンズ、右が製作品です。
裏面
透明樹脂とはいえ、並べて比較するとレンズの色味には違いがあるのがわかります。
今回はルームランプという用途ですので、ご不便はないかと思います。
製作したルームランプレンズの画像をもっと見る
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