No.71 フォルクスワーゲン シャラン コアサポート修理
フォルクスワーゲン シャラン はどんな車?
フォルクスワーゲン シャラン は、7人乗りで"ミニバン"というカテゴリになるようですね。
2022年8月のスタッフブログによると、最新モデルも生産終了となったようです。
参考ページ:フォルクスワーゲン板橋 スタッフブログ
生産終了となった車両でも、製造から数年は部品の供給があると思います。
破損箇所の確認 シャランのコアサポートとは?
コアサポートの役割とは?
自動車の前方にあり、ラジエターやヘッドライト、ミリ波レーダー等が取り付く骨格部分です。
以前は金属製が主流でしたが、軽量化などに伴い近年は軽自動車などでも樹脂製を採用する車種が増えているようです。
樹脂は金属と違い鈑金での修理ができないため、破損した場合基本的には交換となります。
しかし輸入車では価格が高くなることが多いため、ユーザー様の金銭的負担が大きくなる場合があります。
今回の破損状況(写真あり)
お客様から頂いた写真から、車両左下がぶつかっていることが確認できます。
写真からもわかるようにコアサポートは車両の正面かつ地面に近いため、壊れやすい部品の一つと言えるかもしれません。
また、ラジエターやコンデンサなどを支える重要な部品ということもわかります。
樹脂製コアサポートの素材とは?
素材を確認すると、エンジニアリングプラスチックであるナイロンにグラスファイバーが添加された>PA6 GF40<でした。
ナイロンはエンジニアリングプラスチックと呼ばれるとても硬いプラスチックの一つですが、今回はGFの記載があるため、更にグラスファイバーにより強化されていることがわかります。
このことからも特に強度が重視される部品であることがわかります。
こういった部品を接着剤やコテで溶かすといった簡易修理をしてしまうと負荷に耐えられず破損してしまう恐れがあります。丸イの溶接修理では窒素ガスを使った専用の機械を使うため十分な強度を確保することができます。
修理について(写真あり)
修理① 大きな裂け
本来の強度を出すには内部までドロドロに溶かす必要がありますが、形が崩れると見栄えが悪くなる他、取り付け等に支障をきたすため丸イでは綺麗に整形してお戻しをしています。
修理② 細い亀裂
次は側面の修理です。写真から、細い亀裂が2箇所あることがわかります。
こちらも同じように両面を溶接して修理完了となります。
丸イではABSやPPといったごく一般的なプラスチックから、今回のようなエンジニアリングプラスチックまで幅広い素材の修理に対応しています。まずは公式ラインから部品と材質表記のお写真を送信頂きご相談ください。
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ご依頼は車のプロじゃなくても大丈夫
丸イへご依頼いただく作業の1/3ほどは一般ユーザー様です。
また、ユーザー様のご紹介で入庫先の工場からご依頼いただくことも増えてきました。
他にも輸送中の思わぬ破損、輸送事故など運送・輸送業者様からもお問い合わせいただいております。
弊社は岐阜県岐阜市にありますが、全国から郵送にて修理を承っております。お気軽にお問い合わせください。
写真を添えてご相談いただければ、私が破損状況を確認してお答えします!
プラスチック・樹脂パーツの修理は丸イへご相談ください!
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いずれもお写真だけでお見積りが可能ですので、お気軽にご相談ください!
破損箇所の撮影方法については こちら のページをご確認いただけますとスムーズです。
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